身体に合わない服を着続けていると、知らず知らずのうちに小さなストレスが蓄積して、やがて心身の体調を崩してしまう。
逆に身体に合う、つまり身体の動きを邪魔しない服を着ることで、日々のストレスが軽減され、心身ともに健康になる。
前置きが長くなりましたが、何かで読んだそんな蘊蓄を思い出したのが、もう20年近くは着続けている「Lee」のジャージ。
原宿の老舗古着屋「ベルベルジン」の2号店、「ベルベルジンアール」で購入したのですが、当時店員さんにお薦めしてもらった記憶ではデッドストックのリメイクもの・・・だったはずですが、そのあたりは定かではなく。でも、ちょっと艶っぽい光沢感と、袖のステッチライン、そして何よりノンストレスな着心地の良さが気に入って購入したのははっきりと覚えています。
ファッション覚えたて!だった当時、ジャージと言えば部活や体育で着るスポーツウエアとしか思っていなかったので、これに出逢ったときは「ジャージがおしゃれ着って、どういうこと?」と驚いたものですが、長年連れ添ったことで今ではあの店員さんがお薦めしてくれた想いもなんとなく分かってきて、まるで身体の一部のようにフィットしてくれています。
着ていて本当にストレスなくリラックスできるので、おしゃれ着というより最近はパジャマ兼用ですが、たまに休日に近所を散歩するときに活躍するワンマイルウエアとして愛用しています。なんだか、平日の疲れすら癒してくれるような存在。
さすがにタグやボタンは一部擦り切れてきましたが、タフなブランドだけに、今だにリブ袖のヨレもなし。
これから先の10年、20年も、大切に連れ添っていきたいなと思っています。