いよいよ今週土曜日(18日)に迫った、「東急新横浜線」のデビュー。
首都圏の大動脈である「東急」による純粋な「新線開業」としては、1967年開業の東急こどもの国線以来、実に55年ぶり・・・そう思うとなかなかに歴史的な1日となりそうです。
さて、この新線開業ですが、結構話がややこしい。
まず新たに東急で開業するのが「東急新横浜線」で、すでに東急目黒線や東横線がある「日吉駅」から「新横浜駅」を結ぶ新しい路線。
そして相模鉄道でもすでに「相鉄新横浜線」という新線が2019年に開通(相鉄本線がある「西谷駅」から「羽沢横浜国大駅」の間を結んでいます)しているのですが、この「相鉄新横浜線」も今回、「羽沢横浜国大駅」から「新横浜駅」まで新たに延伸することになり、結果的に「東急新横浜線」と「相鉄新横浜線」は直通運転されることになります。
そのため今回は、まったく新しい「東急新横浜線」の開通と、すでにある「相鉄新横浜線」の延伸、そしてその2線の直通運転、という「3つの新事業」が一緒に始まるイベントなのです。
はい、もうこの時点で日頃鉄分少なめな方は離脱してしまう「ややこしさ」(苦笑)。
わかりやすく、普段東急線を使っている人への直接的な影響でいくと、やはり「新横浜駅から新幹線に乗るとき、首都圏(特に渋谷)から一本で行けるようになる」というのが一番大きいかもですね。
同時にマニアックな視点でいくと、かつて昭和の時代に買収騒動などで「いろいろあった」東急と相鉄が、まさに恩讐を越えて本格的なタッグを組むというプロレス的なカタルシス(そのあたりの歴史的背景は長くなるのでさすがにここでは割愛します・・・)! 両社のキャラクター、のるるん(東急)とそうにゃん(相鉄)が仲良く並んでいる広告を見ると、なかなかに感涙ものです。。
見る角度でいろんな表情を見せる今回の鉄イベント、よろしければSONANO読者の皆様も、それぞれの視点でぜひご注目を。