山陽新幹線と九州新幹線、新大阪駅と鹿児島中央駅の間を結ぶ新幹線「さくら・みずほ」。
2011年3月12日、あの東日本大震災の翌日にデビュー、あらかじめ決まっていた予定だったとはいえ、なんとも因果なスタートとなった新幹線ですが、早くも運行開始から10年を超え、東の「のぞみ・こだま・ひかり」と対を成し、子鉄たちにも人気の高い車両として元気に運行を続けています。
さてそんな「さくら・みずほ」ですが、実はともにかつてはブルートレインとして運行していた名称。「さくら」は1959年から2005年まで東京駅ー長崎駅間で、「みずほ」は1961年から1994年まで東京駅ー熊本・長崎駅間を走る寝台特急として活躍。引退後、時を経て新たに新幹線として復活したというわけです。
ブルートレインとしての復活は遠いかもですが、こうして名前だけでも受け継がれているのは有難い限り。これからは令和の子鉄たちの憧れとして、長く走り続けてもらいたいと願ってやみません。