新橋駅と豊洲駅を結び、お台場エリアを通過していくモノレール「ゆりかもめ」。
正式名称は「東京臨海新交通臨海線」で、開業は1995年。フジテレビの本社がお台場に移転して以降は、当該エリアへのアクセスルートとしてのイメージがすっかり定着しています。
新橋から汐留へと入り、やがて芝浦ふ頭駅に到着する頃で路線は一気にカーブを描き、レインボーブリッジへ。そして海を渡るとお台場海浜公園駅へとつながるわけですが、そのダイナミックなビューは乗り鉄的にも大きな見どころのひとつ。なんだか遊園地のコースターに乗っているときのような、本当に何度乗っても新鮮に感じるワクワク感があります。
さて、そんなワクワクルート、日中に乗るのも見晴らしが良くて良いのですが、意外とお薦めなのが「日没後」。この時間になるとわりと新橋駅始発のほうは空いており、少し待てば高確率で先頭車両の展望座席に座ることができます。レインボーブリッジの夜景を横目に見ながら、夜の帳をどんどん進んでいく様子を真正面に見ることができるのがなかなかオツなのです。
今では都内から気軽に夜行列車に乗ることもできない時代ですが、展望席に座れば片道30分ほどのプチ「夜行列車」気分を味わうことができる隠れスポット。
知っているとちょっとうれしい、リュクスな「ショートショート」トリップとして、ぜひぜひ。