ここ数年、首都圏における、いわゆる「有料座席指定サービス」の導入が続いています。
通常の「通勤電車」の車両の一部を「有料の指定席」にすることで、例えば満員電車に乗りたくない人は料金をプラスで払えば「必ず座って帰れる(あるいは出勤できる)」ようになるわけですが、例えばこの先駆とも言える湘南新宿ラインのグリーン車のように長距離路線の利用者であれば「ビールの一杯でも飲んで、のんびり」できるのですが、通勤時間が短い方にとっては「まずは日々疲れないため」というのが先に来るかもしれません。
そういう意味でもどこまで普及が進むかというところですが、先般の東急・相鉄線の直通開始のように、首都圏の鉄道網は空前の拡大を続けているので、あとは乗車時の快適さが今後どこまで担保されるか?が次の課題となってくるのではないでしょうか。8月から導入が始まった東横線のQ SEATのように、今後はフリーWiFiや電源コンセントを基本に、車内サービスの充実もさらに求められてくるかもしれません。
毎日の通勤にもリュクスな時間が「選択」できる時代、さてこれも今後十年でどう変化していくのか・・・。