両国の街に、触れ太鼓の音が聴こえてきたら、本場所が始まるサイン。
あすはいよいよ、大相撲秋場所の初日です。
大相撲というのは年に6回、「○○場所」と呼ばれる興行があり、相撲にあまり興味がない方でも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
実はこの「場所」というのは、他のスポーツでいう「大会」や「試合」とはちょっと意味合いが違います。「日頃の稽古の成果を試す」のが本来の目的であり、その結果をもって次の「力士の序列(番付表)を決める」ために開催されているのです。どちらかというと「中間テスト」とか「期末テスト」に近いのでは?と個人的には思ったりもします(もちろんいろんな意見がありますが)。
さて、先程の「触れ太鼓」。
江戸時代にはネットはもちろんテレビも新聞もないので、呼出し(土俵の上で扇子で名前を呼びあげている人です)の人が町中を回って、もうすぐ相撲が始まるよ~と太鼓を叩いて知らせていたのが由来だそうです。
そして相撲の日がやってくると、「櫓」の上に乗り、その日の始まりや終わりのお知らせを、太鼓の音を使い分けて、伝えてきました。
その伝統は、櫓がコンクリート製でエレベーター式になった令和の今も、しっかりと継承されています。
さて、とりあえず明日は、テレビ桟敷でのんびりと。。