「まるで履いていないみたいに軽いんです!」
オイオイ、本当かよ!と誰かに突っ込まれそうな、そんな歯の浮く台詞を現実に口にすることになろうとは。
5年ぐらい前からスニーカーの世界では「超・軽量化」がトレンドになり、様々な有名メーカーが競うようにその軽さを競ってきましたが、中でもこの「VANS LITE」は完成度の高さにおいてケタ違いでした。
とにかく見た目とのギャップが衝撃。
見た通り、本当にごくスタンダードなVANSのスニーカーですが、なんとそのウェイトは片足で200g程度(購入した当時で小さいみかん2個分ぐらい。最新モデルはもっと軽いかもしれません)。
だいたい一般的なローテクスニーカーが400~450gぐらいなので、およそ半分の軽さです。
もちろんただ軽いだけなら、巷にはもっと軽いスニーカーがいくらでもあったのですが、いわゆる定番モデルのフォルムをここまで忠実に再現したうえで「超・軽量」を実現した、その匠の技に驚かされました。
ライバル的なコンバースの「ALL STAR LITE」シリーズも、ビジュアル面でここまでの再現度に追いつくのにはデビューから少し時間がかかっており、初手でここまでの完成度を誇った「VANS LITE」はまさに先駆者と言える存在。
ちゃんとした記録にはおそらく残らない、でもずっと記憶には残りそうな、そんな一足です。