踊り子、と言えば川端康成の名作ですが、鉄道ファン的にはやはりあの「特急」。
1981年10月に誕生した東京と伊豆半島を結ぶ「踊り子」号は、幾度かの変遷を経て、2020年3月から最新車両による「サフィール踊り子」号が運行中です。
フェラーリやマセラッティも手掛けた著名な工業デザイナー、奥山清行氏による監修で、有名なところでは今の「山手線(E235系)」も奥山さんのデザイン。自分的には(彼の作品の中では)秋田新幹線「スーパーこまち(E6系)」が一番のお気に入りなのですが、この「サフィール」のエレガントなメタリックブルー(「伊豆アズール」と名付けられています)もまた、伊豆の海への爽やかな旅路にはぴったりで大好きなデザインです。
と言いつつも、コロナの影響もあり、まだ乗車できていないのですが・・・涙。
なので自分の中では「踊り子」と言えば、先代の「スーパービュー踊り子」号の印象がまだまだ強く残っています。約30年運行していたため、末期の車内は今のサフィールに比べるとさすがに老朽化が激しかったですが、あえて勝っているところをあげるとすれば、10号車にあった「キッズルーム」。東京から約2時間の旅路、子連れの身には気分転換させる場所として有難かったのですが・・・(サフィールでもぜひ今後復活してほしい!!)。
そんなことをつらつらと思いながら、今週も月曜の朝からリュクスな鉄道旅に想いを馳せています。