ハレの日。
かつて民俗学者の柳田国男が定義したその言葉は、一年の中で「特別な日」を示す日本語として、日常にすっかり定着しています。ファッションにおいても、「ハレの日のファッション」ということで、男性ならスーツやジャケットなど、普段着とは違うフォーマルな服装や、あるいはもう少しカジュアルに小綺麗な服装、という解釈で使われることが多いですね。
自分の場合、そんな「ハレの日」のファッションって何だろう・・・と考えたとき、一番に思いついたのが「眼鏡」。
髭も整え、髪の毛もセットしたのに、なーんかキマらない。。。そんなときにちょっと眼鏡をかけるだけで、スーツやジャケットスタイルのアクセントになるリュクスな名脇役。
そう思って、先日の「ハレの日」に、若いときに買ったKANEKO OPTICALの眼鏡を久しぶりに取り入れてみました。当時は単なるおしゃれのひとつ、と思って買っただけだったのですが、すっかりオジサンになった今は、平日の疲れた顔をカバーするにはもってこい。
時が経つと、同じアイテムでも、使い道はこんな風に変わるものかとちょっと感慨。
そんな「眼鏡日和」な春。