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よみがえった、江戸の職人技。

アバター画像2023.05.01 08:00

 今日は大相撲夏場所の「番付発表」の日。

 よくお寿司屋さんとかで、お相撲さんの名前がびっしりと書かれた一覧表が貼ってあるのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

 力士にとっては一喜一憂するそんな番付表ですが、実はもう1つ、「文字じゃない番付表」も存在することはあまり知られていないかもしれません。

 それがこちらの通称「絵番付」。

 かつては江戸時代から明治期にかけ、いわゆる「錦絵」で番付表を描いたものが人気を博していたそうですが、時代ととも廃れていたのを、(自分の記憶では)若貴ブームの後期あたりに相撲協会がグッズとして復活させたもの。毎場所、番付発表日を追うように発売されるのですが、これを描いている絵師が、木下大門さん。

 イラストレーターであり、浮世絵師の顔も持つ木下さんは、かつて第4代日本相撲協会理事長をつとめた武蔵川(元前頭・出羽ノ花)から錦絵で描かれた「相撲浮世絵の復興」を託され、数多くの現代版・相撲錦絵を手掛けてきた人物。今発売されている「錦絵」が描かれているグッズはほとんどが彼の作品なのではないでしょうか。

 彼の作品は自分も大好きで、中でも横綱・貴乃花を描いた大判錦絵はそれは見事な美しさ。絵番付でもその繊細な職人技術はいかんなく発揮されており、木下さんは番付発表の直後から毎場所猛スピードでこれを描き上げているのだとか。きっと今頃は、ちょうど筆を執り始められたころでしょうか。

 国技館売店やオンラインショップで販売中なので、ファンの方はどなたでも気軽に購入できます。お相撲さんの化粧まわしが色彩豊かなので、インテリアとしてもなかなかお洒落なのでは?

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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