首都圏ではとんと見かけなくなったのですが、地方鉄道ではまだまだ現役の、こちら。
白くて丸いタイプの吊り革。
写真の奥にある「三角形」に近い形状のものもなかなかレアですが、最近の車両ではともに見かけることが少なくなってきました。
白は汚れが目立つし、丸は意外と人の手に馴染まない(長時間掴みにくい)ので、平成、そして令和の時代には少しずつ淘汰されてきたのですが、ノスタルジー鉄たちにとってはやはり昭和の鉄道の薫りがあるということで、鉄道会社からの払い下げのグッズとしても人気だったりするのです。
いつか電車の性能が今よりぐぐっとよくなれば、吊り革につかまる姿というのも令和の遺物になるかもですが、世の中の通勤電車が「揺れ」続ける限り、きっとまだまだ、吊り革は通勤電車の中で形を変えながら「生涯現役」を続けていくことでしょう。