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いつみても波乱万丈。~相撲部屋「看板」紀行 其の11 高砂部屋

アバター画像2023.05.16 12:00

 相撲部屋の看板と言えばなんとなく「いつでもそこにあるもの」と思ってしまいがちですが、とは言え突然架け替えられてしまうことがあります。

 数ある相撲部屋の中でも、明治時代から連綿と続くひと際輝かしい伝統を誇る、今回の「高砂部屋(たかさごべや)」も例外ではありませんでした。

 かつて高砂部屋の「看板」と言えば、21世紀のはじめ、小泉政権下で「塩爺」の愛称で親しまれた塩川正十郎元財務大臣が揮毫したものが掲げられていました。塩川氏は先代師匠である7代高砂、元大関・4代目朝潮の後援者でもあり、2020年11月に現師匠である8代高砂、元関脇・朝赤龍(あの朝青龍の弟弟子)が継承したあとも数カ月はそのままでした。

 そしてコロナ禍の2021年5月2日、大安吉日。部屋の「看板」大関であり横綱候補筆頭格の朝乃山と現師匠が並び、新しい看板の掛け替えが華々しく行われ、塩爺の看板は引退ということに。

 ぴっかぴかの新しい看板がデビュー。

 さあ、新しい部屋のスタートだ!・・・と思った矢先。わずか約半月後に朝乃山の「コロナ禍キャバクラ騒動(くわしくはググっていただければと。。)」が発覚。先代師匠である6代高砂も関与していたとあり引責で退職。朝乃山は長い謹慎の末、横綱どころか三段目まで番付を落とし、開催中の夏場所でようやく幕内に戻ってきました。

 デビューからわずか2年で、早くも荒波にさらされてしまった新看板ですが、その輝きが「本物」になるかどうかは、なんといっても朝乃山の今後の活躍次第。

 そんな多くの相撲ファンの期待を集める「看板界の新弟子」の今後を、あたたかく見守っていけたらと思う日々です。

相撲部屋「看板」紀行
其の11 高砂部屋(東京・本所)
伝統ある相撲部屋だが、その歩みは実に波乱万丈。時代時代にさまざまな事件に翻弄されてきた歴史があり、近年では朝青龍の引退騒動も。建物は6代高砂がまだ若松親方として「若松部屋」を立ち上げたときのもので、所有者も先代のまま。稽古場には今も先代の優勝額が掲げられている。

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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