「越乃Shu＊Kura」は、新潟の「酒」をテーマにしたいわゆる観光列車のひとつ。
お酒が飲める（正確には、お酒を「ふるまってくれる」）観光列車としては、東北・日本海沿いを走る五能線で1997年から運行する「リゾートしらかみ」がパイオニア的な存在ですが、2014年にこの「越乃Shu＊Kura」がデビューした際には、いよいよ日本有数の「酒どころ」新潟が本気を出してきたぞ！ということで、個人的にも10年来ずっと乗りたいと思ってきた列車です（ちなみに列車名に入っている「＊」は雪をイメージしているのだとか）。
結論から言えば、残念ながらまだ乗車はできていないのですが、「文字鉄」目線で見たときにもまた違う魅力がありまして。
それがこの駅名標。
地方鉄道ではこのような個性的なフォルムの駅名標が近年活発になっているのですが、その中でもデザインへのこだわりの本気度がすごい！
明朝体をベースにしたリュクスな書体はもちろん、その周りには新潟の土地をイメージした「波」と「稲穂」をデザイン。中央の３つの写真では、各駅ごとの特産品や観光名所を紹介されています。そして楽器を持っている2人のシルエットはまさしく「ジャズ」なのですが、実はこの「越乃Shu＊Kura」ではお酒を飲みながらジャズの生演奏を聴けるというオプションもついているんです。なんと贅沢な・・・。そしてこの丸みのある独特な形状は「酒樽」からインスパイアされているとのこと。もうこれだけで、まだ見ぬ旅路へのワクワク感が止まりません。
ただ「ゆっくりジャズを聴きながらお酒を飲む」ことと「子鉄連れ」の相性を考えると、今はなかなかハードルが高いのが現実。。。（もちろん子供も乗車できるのですが、やはり大人がメインで子供が愉しい要素は残念ながら僅少・・・）なので今はせめて、駅名標だけでもジャジーな気分を。
しかしながら、いつか乗車できた暁にはぜひ本ブログでも改めてレポートしたいとおもいます！
