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ひっそりと、10周年。

アバター画像2023.06.03 12:00

 子鉄たちも夢中になる新幹線。

 その中でも特に人気の高い「御三家」といえるのが、秋田新幹線を走る赤い「こまち(スーパーこまち)」、主に東北や北陸を走るライトグリーンの「はやぶさ」、そして東海道新幹線を走る「のぞみ」(完全に主観ですが、ほぼほぼそうでなかろうかと)。

 前2つが比較的新しく、色の「映え」感もあるので今っぽいなあと思うのですが、初代新幹線である「0系(昭和に走っていたいわゆる団子っ鼻の新幹線です)」の流れを汲むシンプルな白×ブルーのラインで構成された「のぞみ」が令和の子鉄たちにも人気があるというのは、元昭和の子鉄だった自分としてもなんだか嬉しくなってしまいます。

 さて、東海道新幹線はその停車駅に応じて、「ひかり」「こだま」「のぞみ」の3つが走っており、かつてはさまざまなデザインが入り混じっていたのですが、ここ最近は3つともほぼ同じ車両デザインが走行しています。

 日本で新幹線がスタートした1964年から走っていた初代「0系」が1999年に引退、その後を追うように2代目「100系」が2003年に引退。国鉄時代の2つの新幹線が姿を消したときには「ああ、時代の流れだなあ」とノスタルジーに浸ったものですが、その技術革新の速さゆえか、東海道新幹線の車両の「世代交代」は2010年代に入り一気に加速度を増していきます。

 4代目「500系」が2010年に引退したのを皮切りに、3代目「300系」が2012年、6代目「N700系」が2016年、5代目「700系」が2020年に、と10年で4世代も一気に引退。「N700系」に至っては次世代の「N700A」に改造されたこともありますが運行期間はわずかに10年。初代「0系」が実に35年ほどにわたり現役を務めたことを考えると、その差は歴然です。

 と、前置きが長くなりましたが、というわけで現在の東海道本線では、7代目の「N700A」、そして8代目の「N700S」の2つが走っています。が、この2つはデザイン的にほとんど見た目が変わらない。N700A→N700Sにアップグレードされたときも、「えっ、なにが違うの?」と間違い探し状態でした。

 そんな背景もあってか、「ひと世代前」となる「N700A」は、今年2月に「デビュー10周年」を迎えたにも関わらず、お祝いごとなど目立ったニュースは特になく、ひっそりと、そして淡々と東海道を走り続けています。

 地味だけれど、今の東海道本線には欠かせない存在。これからもガンバレ!N700系A(アドバンス)!! とエールを送りたいとおもいます。

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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