ずっと当たり前のようにそこにあったので、いざなくなると何だか無性に惜しくなる。。
ノスタルジー鉄にはありがちな感情ですが、最近もまたそんな寂寥感に襲われる瞬間が。
久々に駅のきっぷ売場に行ってみたら、確かに「それ」はどこにも見当たりませんでした。
昨年、JR東日本は「乗車券袋」配布サービスの終了を発表。在庫がなくなり次第、という限定つきでしたが、ついに姿を消したようです。
今やすっかりチケットレスが当たり前ですが、ひと昔前までは鉄道で旅行に行くとなれば、みどりの窓口などで紙のきっぷを買うと、カウンターの隣に用意されているこの「乗車券袋」に入れて旅先でも持ち運んでいたものです。写真の乗車券袋は20年ほど前のものですが、デザインもそのときどきによって変わるので、旅の思い出とともに保管しているものもいくつか。
とはいえ、基本は「使い捨て」だったし、当時はまさか「いつか完全に姿を消す」なんて想像もしていなかったぐらい当たり前のモノだったので、今さら「捨てなきゃよかったかも」と少し後悔。
今となっては貴重な、小さくも思い出の一片。もしかしたら、昔着ていた上着のポケットからひょっこり・・・なんてこともあるかも?