マンションを借りるとき、1階がコンビニなどの店舗、という物件はよく見かけますよね。
では、もし1階が相撲部屋のマンションがあったら・・・!?
そんな相撲ファンの夢物語みたいな物件が現実に存在します。それが今回ご紹介する物件、もとい相撲部屋「押尾川部屋(おしおがわべや)」です。
マンションの入り口に存在感抜群で佇むこちらの看板は、師匠を務める22代押尾川(元関脇・豪風)の出身地である秋田県北秋田市から寄贈された実に立派な「秋田杉」の一枚板です。厚みは3.5センチという堂々たる看板に負けず劣らずな力強い文字を揮毫したのは、北秋田市長の津谷永光氏。書道家のものかと見紛うほどに達筆であり、気風の良い押し相撲で鳴らした師匠の現役時代を彷彿とさせる見事な筆致ですね!
さてこちらの建物(クリエイティブハウス文花)は、1~3階が押尾川部屋、2~4階にかけてシェアハウス、5~6階がワンルーム、という構造になっています。ちなみに入居者特典として、朝稽古の見学やちゃんこ会への招待などもあるとか。
さらに現地に実際に行ってみると、バス停のほぼ目の前という好立地。背後にはスカイツリーも。というか、1階が相撲部屋って防犯的にもめちゃくちゃ好条件なのでは(笑)。
相撲ファンからすればなんとも夢のような物件。
お引越し先をご検討中の方はぜひぜひ。
相撲部屋「看板」紀行
其の25 押尾川部屋(東京・小村井)
2022年、師匠の停年で閉鎖されることになった尾車部屋から独立した22代押尾川が部屋を再興。しばらくは清澄白河にあった旧尾車部屋の建物を使用していたが、建物の完成とともに移転。豪風の師匠である8代尾車(元大関・琴風)も押尾川部屋に参与として在籍しており、後進の指導にあたっている。