2022年4月、「鉄道開業100周年」を機にスタートした「TRAIN TRIP」という企画。
いわゆる「デジタル版スタンプ」というもので、スマホの位置情報を使って全国の駅に設置されているスタンプの図柄を集めていくウェブアプリ。ひとつひとつが非常にクオリティの高いデザインとなっており、コレクター魂もくすぐってやみません。
そしてこの企画はJRグループ6社、つまりJR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州という全国のJR各社が共同で行っており、グループ全体をあげてこうしたイベントが行われること自体がなかなかに珍しいことです。
というわけで、駅のポスターにもこのようにJR6社のロゴがずらり。普段当たり前のように接しているのですが、この「配色」にもちゃんと意味があります。JR北海道は冬が明け北の大地を彩る「新緑」のライトグリーン、JR東日本は関東の「山々の緑」からグリーン、JR東海は「夜明け」あるいはこの地域を走る電車の「湘南色」を示すオレンジ、JR西日本は「湖や海」そして「山陽新幹線」のブルー、JR四国は「海や空」を表現したライトブルー、そしてJR九州は南国の太陽からインスパイアされたレッド。それぞれの地域に特性に沿って色分けがされています。
デジタルスタンプといい、JRのカラーリングといい、こういうアイコンの遊び心も、多くの鉄道ファンを沼にずぶずぶと誘い込む大きな要因。
2023年も「TRAIN TRIP」の継続が発表されたばかり。また沼にハマる人が増えそうです（笑）。
