大相撲の本場所で「満員御礼」になったときに、関係者に配られるのがこちらの「大入袋」。
一般的にも目にすることの多いこちら、その起源ははっきりしていないようで、大相撲よりも歌舞伎の世界で残っている記録のほうが古いのですが、今となってはどっちが先かは何とも言えないところ。ともあれ、今もなお続く慣習、相撲の場合は基本的に関係者限定で配られており、一般のお客さんが手にすることはないようです(一部でグッズ販売が始まったようですが、厳密には本来の意味での「大入袋」とは言えないでしょう・・・)。ちょっと調べたところ、1923(大正11)年春場所で「1円紙幣」の入った大入袋が配られた、という記録が残っており、戦後以降は「10円」が慣例化し、今に至っているようです。
さて来月から始まる大相撲名古屋場所では、15日間で何枚の大入袋が配られるのか。
見どころ抜群なだけに、熱戦と大入りに期待大です!!