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おらが町の、おすもうさん!~令和四股名考5 熱海富士朔太郎

アバター画像2023.08.03 12:00

 相撲界では「江戸の大関より土地の三段目」という言葉があり、その土地出身あるいは所縁がある力士は、地元では番付に関係なく大関にも負けないほどの人気を誇る・・・というのが通説となっています。というわけで、その四股名にもその土地や自然にちなんだ名がつけられることが多いのですが、(最近の日本の社会を反映するかのように?)平成時代に入るとやや減少傾向に。

 かつては地名のほか、「山」や「海」「川」などがついた四股名が主流でしたが、「翔」「龍」「鵬」など、どちらというとあまり土地とは関係のないカッコイイ系の漢字がムーブメント。逆に外国出身の力士のほうが、母国にちなんだ四股名をつけることが目立っていました。しかし、令和に入り少しずつですが、かつての「和な四股名」も復活傾向にあり、個人的には嬉しく感じています。

 そのひとりが、先月の大相撲名古屋場所で見事十両優勝を果たし、来場所の再入幕が確実視されている、熱海富士(あたみふじ)関。

 その名の通りで、彼の出身地は「静岡県熱海市」。静岡県→富士山→富士、かと思いきや、実は所属部屋である伊勢ヶ濱部屋の力士にはほぼみんな付くので、これはあくまで偶然。とは言いつつ、結果的に土地の名前と所縁の景勝地を組み合わせた、非常にシンプルな命名となっています。最近は凝ったネーミングの力士が多い中で、珍しいほどの「分かりやすさ」ですが、逆に今の世には新鮮にさえ映ります。

 まだ弱冠20歳ながら、将来性が非常に愉しみな力士のひとりです。先月はまさかの新入幕優勝か?という快進撃も記憶に新しい19歳の伯桜鵬(はくおうほう)関、かつての名力士の名を受け継ぎ見事関取昇進を果たした23歳の大の里(おおのさと)関らとともに、「次」の世代を担う存在。将来の大関・横綱候補として、皆さまぜひご注目を!

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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