「緑色の電車」と聞いてパッと浮かびあがりやすいのはやはり「山手線」なのですが、こと都内で言うならば、以前こちらのブログでも取り上げた、池上線・東急多摩川線で定期運行されている2つの復刻車両のうちのひとつ、その名も「緑の電車」の存在を忘れてはなりません。
2019年11月から始まった「池上線活性化プロジェクト」のひとつとして運行されることになった、緑一色の全面塗装が施されたこちらの車両。カラーリングのモチーフになったのは、かつて同沿線で1989年まで走っていた「初代3000系」で、ボディ自体は現行の「1000系」となります。現代の車両デザインのはずなのですが、走っている姿やホームに停車している佇まいを見ると、このグリーンの絶妙なカラーリングのせいか、妙に「昭和」を感じさせてくれます。
のんびりとした池上線や東急多摩川線の沿線風景にもとてもマッチ。こういう鉄道会社の温故知新的な取り組みは、ぜひどんどん「活性化」してほしいところですね。
ちなみにこちらの「緑の電車」、基本的に毎日運行はしていますが、1日のうち遭遇できるチャンスは限られています。そのため特に、前述したもうひとつ、ツートンカラーの「きになる電車」と蒲田駅のホームで2ショットで並んでいるのを見た際は、絶好のシャッターチャンスです。つい先日、そのチャンスに遭遇したのですが、慌ただしい子連れ道中だったため泣く泣くその光景を横目に改札へと向かうことに・・・。近々また訪れる機会がある際は、再びの2ショットチャンスを狙ってみようと思います苦笑。
