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こまちの茜色は、まさかの。

アバター画像2023.08.20 12:00

 2013年のデビューから今年でちょうど10年の節目を迎えた「新幹線E6系」。秋田新幹線の「こまち」としての運行がメインとなっており、子鉄人気も非常に高い新幹線車両の一角です。(ちなみに最初の1年ぐらいは「スーパーこまち」と呼ばれていましたが、いつの間にこの名前に統一されていました)」。その2年前に登場した「はやぶさ」とあわせ、非常に近未来を感じさせるデザインは、子鉄のみならず大人の鉄も魅了してやみません。

 そんなE6系、なにを置いてもまず目を惹くのが、車体上部に伸びる「茜色」のカラーリング。

 横から見ると意外にこの「茜色」の面積が少ないので、こまちのビュースポットとしてはやはりこのロングノーズからの角度がオススメですね。さて、この「茜色」は秋田と何か繋がりがあるのか・・・?と思い、E6系の内外装を手掛けたデザイナー奥山清行氏のホームぺージを拝見したところ、なんと「なまはげ」から来ているのだそうです。確かにそう言われてみれば・・・しかし、まさかこんな近未来な新幹線のカラーが日本古来の伝統行事から来ているとは、なかなか意外でした(「なまはげ」以外にも、同じく地元のお祭り「竿燈まつり提灯」の赤からもインスパイアされているようです)。そしてボディのホワイト&シルバーは、雪景色の白、そして伝統工芸品である銀線細工から来ているとのことで、同じく見た目に比して「和」の情緒たっぷりなネタ元が満載。

 そして車体のサイド部分にデザインされたエンブレムは、女性の横顔のようにも見えますが・・・そう、こちらも秋田に所縁のある平安時代の歌人、小野小町をイメージしたものとか。そもそも、「こまち」の名の由来も彼女から付けられているので、これは納得の人選。

 ノスタルジー鉄としてはつい古い車両にロマンを感じて感情移入しがちですが、「こまちの茜色」は久々に「心を揺さぶられる」美しい車両デザイン。東京駅のホームからその出発を待つ姿も、とっても絵になります。次の10年も、東北路を美麗かつ颯爽と駆け抜けていってくれることでしょう。

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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