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戦国時代はいつ始まったのか?

アバター画像2023.09.25 12:00

 ・・・と言っても、歴史の話ではなく、相撲の話です(苦笑)。

 昨日千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、新鋭・熱海富士の初優勝を、大関貴景勝が優勝決定戦で阻み、見事4度目の幕内最高優勝となりました。貴景勝は1月の初場所に続く今年2度目の優勝、3月の春場所の霧馬山(現・霧島)、5月の夏場所の照ノ富士、7月の名古屋場所の豊昇龍、といずれも三役以上(横綱・大関・関脇・小結と「役」の付いている力士たち)が制しており、次の11月の九州場所でも三役以上が優勝すれば、実に6年ぶりに「年間で平幕優勝がゼロ」の年となります。

 そもそも「平幕優勝」は数年に1回あるかないか・・・というのが普通で、これまで毎年のように起こるのが異常事態。つまり、大相撲はある意味長い歴史で最も長期間の「戦国時代」を迎えている・・・とも言えます。

 この未曽有の大相撲戦国時代、いったい何をきっかけに始まったのか。一番の要因は絶対王者だった平成の大横綱・白鵬の衰え・・・にあるのですが、時代の空気として「ああ、これは戦国時代に入ったな・・・」と感じたのはやはり平成30年初場所に超ダークホースであった当時前頭3枚目の栃ノ心による初優勝だったと、個人的には後世に語り継ぎたいところです。

 当時いわゆる日本人(日本出身、とも言われてきましたが)力士の優勝が約十年にわたり途絶ていたことがクローズアップされていましたが、同時に何年間もほぼ横綱か大関しか優勝しない状態が続いていました。そんな時代だったので、「まさか平幕優勝が久々にみられるとは。。。しかも、栃ノ心!」と相撲ファンには強いインパクトを残した出来事でした。その後すぐに大関にも昇進したことが証明する通り、もちろん栃ノ心関はそれまでも非常に力のある強いお相撲さんだったのですが、優勝するかどうかとなると当時は正直ノーマークな存在で、そんな意外性も「あれ、もしかしてこれから時代が大きく変わるかもしれない・・・」という高揚感に繋がったのかもしれません。その2年後には史上初めて幕内で一番下の地位にいた徳勝龍関が初優勝、そのころにはもう当時のオドロキはなく、戦国時代はここに極まれり・・・という雰囲気でした(あくまで同時代を生きた人間としての、個人的感想ですが)。

 その栃ノ心関はすでに相撲界を去っており来年2月には引退相撲を控え、徳勝龍関も今場所前に現役引退を発表されました。戦国時代の幕開けを飾った二人が土俵を去るも、その戦国時代自体は終わる気配を見せず・・・果たして、九州場所を横綱あるいは大関が締め、再び時代が変える出発点になるのか・・・。

 11月に開催される大相撲九州場所、その意味でも注目です!

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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