本日ご紹介する力士は、あの昭和の大横綱・大鵬を祖父にもち、父は平成期に活躍した個性派力士である元・貴闘力という、相撲界のトップ・サラブレッド「王鵬（おうほう）」関です。
実は以前このブログで彼の所属する「大嶽部屋」を紹介した際にも少し触れていたのですが、彼は4兄弟の三男であり、長男はプロレスラーとして活躍する納谷幸男選手、次男は納谷（鵬山から改名）の四股名で相撲を取っており、また弟である四男は夢道鵬（むどうほう）としてこちらも現役。相撲界では三男である王鵬が今のところ一番の出世頭なのですが、その素質の高さに比してやや伸び悩みがあるのも否めないところ。
王鵬、という四股名は、今の師匠である大嶽親方自身が、彼の幼少期から温めていた四股名とも言われています。なぜ幼少期から師匠が？と思われるかもですが、祖父の大鵬が興した（大嶽部屋の前身である）大鵬部屋に、部屋付きの親方として所属していた経緯から、おそらく彼の素質を見込んで「将来はこんな四股名をつけさせたい」と夢想していたのではないでしょうか。
伸び悩んでいる、とは言いましたが、とは言え彼自身はまだまだ23歳と若いです。
これからの益々の飛躍に、期待は大です！
