どんなジャンルにおいても、それまで特に関心がなかったものでも、何かにきっかけでふいに惹かれたりするもので。
先日のブログでもちらっと触れたのですが、ガチャで見つけた今年のマイベスト「JR貨物折り畳みコンテナ」シリーズをきっかけに鉄道貨物系、特にこの「国鉄コンテナ」が気になって仕方がない。現在JRの前身である国鉄時代に使われていた貨物コンテナで、この昭和レトロな書体となんとも言えないグリーンの風合いに心を奪われています。
そこでふと、この色はどこかで見たことがあるような・・・いや、でも自分の記憶をたどっても国鉄コンテナそのものを現役時代に見たことはない。なぜ、こんなにも親近感を感じてしまうんだ・・・?
それもそのはず、「黄緑6号」と呼ばれる国鉄カラーは、今も運行しているJR山手線のラインカラーとまったく同じもの。たしかに言われてみれば。いや、むしろなぜ今まで気づかなかった・・・? 旅客車両用として広く使われているこの色、翻って貨物用では国鉄が所有するコンテナの標準色とされており、JR移行後は主に「あずき色」が採用されていることもあって、国鉄時代を強く想起させるシンボリックカラーとなっています。あまりにこの色=国鉄と頭に刷り込みすぎていて、いつも乗っている目の前の車両の色と結びつかなかった・・・のかも。
親近感の謎は解けたものの、それでもなぜここまで国鉄コンテナの姿に惹かれてしまうのかは、いまだよくわからぬまま。ブルートレイン同様、新たな散財案件になりそうなのがオソロシイ(苦笑)。