令和5年も、あと2カ月。街では早くも来年のカレンダーや手帳が店頭に並んでいますが、ノートパソコンやスマホ中心の生活に慣れてからは「手帳」というものに、とんとご無沙汰に。「メモ帳」は買っても、ちゃんと日付がついた「手帳」からは随分遠のいておりましたが・・・。
とあるお店で見つけたこの一冊に、ひとめ惚れ。手帳とメモ帳の中間、しっかりとしたページ数(200ページ)のノートを、新たな相棒候補として数年ぶりに購入いたしました。
さて、鉄分過多な方はお気づきでしょうか。実はこの手帳のタイトルは「はやぶさ」。そう、新幹線の「はやぶさ(E5系)」をテーマにした活版印刷ノートなのです。よく見ると、和風な波模様にも見える柄の中には「(青森の)りんご」や「(大間の)マグロ」「南部鉄器」といった東北地方ゆかりのモチーフがちらり。もちろん、はやぶさ車両のフェイスも覗いています。
そして一冊、と申し上げましたが実はもうひとつ、赤い表紙の「こまち(E6系)」も一緒に販売されており、悩みに悩んだ結果、最後は「はやぶさ」を選びました(いや正直、こまちver.もめちゃくちゃデザインが可愛いので、二冊買ってしまおうかギリギリまで逡巡しておりましたが・・・)。
リングノート形式なので360度折り曲げて使うことができるところや、中も(無地ノートの上に)線を引きやすいように薄く細かな「点」がドット状に配置されているのも使いやすそうで好印象。ちょうど掌を広げた大きさぐらいのサイズ感も絶妙で、表紙のデザインのみならず細部に至るまで秀逸です。前述の通り、昔ながらの活版印刷の技法が用いられており、手触り感も心地良い。このブログのテーマになぞらえるなら、ちょっとリュクスな一冊を見つけた感じです。
新しい季節、久方ぶりの新しい「相棒」と過ごす時間が今から愉しみです。