いよいよ今日からはじまる、令和５年の大相撲九州場所。
毎年11月の本場所は福岡県博多市で開催されているので、当然九州地方出身の力士にとっては「ご当所場所」となり、本人たちはもちろん、応援する周りも「おらが国のおすもうさん」ということでいつも以上に熱が入ります。
そんな九州場所の開催を告げるポスター、今年はひとつの遊び心ある仕掛けが。
九州地方それぞれの県の出身力士を、勢力図的にビジュアル化したポスター。大相撲のポスターでは採用されるのはだいたい横綱や大関をはじめとした上位力士が多く、平幕や十両の力士、ましてや若い衆の写真まで採用したケースというのはここ数十年でもお目にかかったことはありません。これは地方場所のプロモーション施策としては、なかなか画期的なことでは・・・！
さてこうしてみると、一口に九州出身力士といっても、現在の相撲界では「熊本」と「鹿児島」の勢力の強さが抜きんでていることがわかります。かつて魁皇関や琴奨菊関ら名大関を生んだ「福岡」は人数は多いものの関取がおらず、益々の奮起が期待されます。「沖縄」ではこの場所、県出身力士としては17年ぶりとなる新入幕力士・美ノ海（ちゅらのうみ）関の姿も。
一年納めの九州場所、地元のファンのもとで彼らがどんな活躍を見せてくれるか、愉しみです！
