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「レッドアロー」今昔物語

アバター画像2023.11.19 12:00

 以前、当ブログでご紹介した、2019年から運行開始した西武池袋線の特急列車「Laview(ラビュー)」。車両は西武特急として三代目となる「001系」が投入されています。しかし、特に古くから知る人からすればまだまだ西武鉄道の特急と言えば「RED ARROW(レッドロー)」、と印象も強いのではないでしょうか。

 1969年、西武池袋線、そして同年開業した西武秩父線でデビューした特急「ちちぶ」。そこで投入された車両「5000系」ではじめて「レッドアロー」という愛称がつけられました。この「レッドアロー」とは特定の特急や車両固有の名前というより、どちらからと言えばシリーズ名、といった感じでしょうか。その後、1973年には同車両による特急「むさし」が運行開始、さらに1993年には新型車両「10000系」が西武新宿線の特急「小江戸」の運行開始とともに投入され、1995年に5000系が引退を迎えると西武線特急の主力車両の座は「10000系(通称・ニューレッドアロー)」へと代替わりしていきました。

 その「10000系」も、前述の2019年「ラビュー(001系)」のデビューから1年後、2020年をもって西武池袋線と西武秩父線での運用が終了。特急「ちちぶ」「むさし」もすべて「ラビュー(001系)」に置き換わり、現在は、西武新宿線「小江戸」としてのみ、現役生活を続けています。

 というわけで、今や貴重な存在となった「10000系」。そして「レッドアロー」というシリーズ名も、後継の「001系」には引き継がれていないため、その名を冠するのも特急「小江戸」のみとなりました。池袋線・秩父線が「ラビュー」、新宿線が「レッドアロー」と、ある意味昔より分かりやすくなったとも言えますが、老朽化が進む「10000系」が去った後、「001系」が投入されるしろ、新型車両にしろ、この「レッドアロー」という名前が残るかは不透明です。

 今も車体に残る「NEW RED ARROW」の文字。せめてシリーズ名としては残してほしいところですが、果たして・・・。

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日々徒然に、書いていけたらと思います。

好きなものは鉄道(乗り鉄)と大相撲、ときどき料理です。
宜しければリュクスな立ち話の寄り道にぜひ。

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