ジャケットは一着持っておけば、ビジネスからお出かけまでどんなシーンでも対応してくれる優れモノ。だからこそ、ちょっとした工夫で「リュクス」に見えるか、それとも「野暮ったく」見えるか、大きく変わってきてしまいます。そこで今回は、プロのスタイリストが普段気を付けているポイントを２択形式で出題！ 果たして、リュクスに見えるのはどっち？
【第１問】ウール地のジャケット、合わせるならどっち？
A：カットソー B：ニット
ジャケットと言えば、一般的には「きれいめ」「かっちり」「フォーマル」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
秋から冬にかけ定番のウール地のジャケットは特に、その印象が強くなります。
「そのため、カジュアルなカットソーや丸首のTシャツではテイストが合わずチグハグな印象になり、何より美しく見えません。リュクスに仕上げるなら、クルーネックのハイゲージニットに、コーデュロイパンツやジーンズなどのトラウザーズを合わせるのが良いでしょう。もちろんシャツもOK。その場合はニットに比べ、上半身のきれいめなイメージが強まるため、あえてボトムスはデニムでカジュアルダウンさせるのもお薦めです」
正解は・・・Bの「ニット」でした！
【第２問】流行のセットアップ、合わせるならどっち？
A：無地のTシャツ B：きれいめなシャツ
ジャケットとパンツ、上下揃いになっているセットアップは、今やメンズコーディネートのビッグトレンド。 かつては難易度が高い印象もありましたが、最近ではカジュアルに着こなせる素材が多くなり、無地のTシャツに羽織るだけでもサマになるので、初めてセットアップに挑戦するという方でも安心です。
「今の流行りのセットアップは、シャカシャカした軽快な生地やストレッチの効いたイージーな着用感のものが中心。そのためTシャツやロンTで、充分リュクスに着こなせます。一番合わせやすいのは、ネイビーのセットアップに白の無地Tシャツのスタイル。そこにちょっと遊び心をプラスするなら、ジャケットの上からニットを肩掛けするのもアリですね。逆に、きれいめなシャツだと重たく、野暮ったい印象を与えてしまうので、避けた方が良いでしょう」
正解は・・・Aの「無地Tのシャツ」でした！
【第３問】ダブルのジャケット、合わせるならどっち？
A：濃紺のジーンズ B：グレーのスラックス
シングルブレストに比べ、ダンディなイメージのあるダブルブレストのジャケットは、「クラシックへの回帰」が注目される今、人気が上昇しているアイテムのひとつ。
グレーやベージュなど落ち着いた色味のものも多いですが、プロに訊くと、初めての方にも合わせやすいのはネイビー、いわゆる「紺ブレ」と言われるものがお薦めとのこと。
「紺ブレであればアメカジ風にも、あるいはボーダーカットソーでフレンチ風にも合わせられるので、一着でスタイルの幅も広がります。ボトムスはスラックスでは少しクラシックな要素が強くなってしまうので、ジーンズの方が今っぽく見えるでしょう。秋口ならクルーネックやモックネックのTシャツに、もう少し季節が進めば前を閉めてタートルネックニットをVゾーンから覗かせると、簡単にリュクスでこなれた印象に仕上がりますよ」
正解は・・・Aの「濃紺のジーンズ」でした！
