男女問わず幅広い層に愛されている、MM6 Maison Margielaの人気バッグ「ジャパニーズ」シリーズ。大きさ、形、素材など、そのタイプは実に多彩です。そこでSONANO編集部では今回、特に人気の高い定番「素材」ごとに、お薦めポイントを総まとめ! 同じシルエットでも素材でまったく異なる表情を見せる、ジャパニーズのさらなる魅力を深堀りしていきます!
そもそも「ジャパニーズ(JAPANESE)」とは?
ベルギー生まれのデザイナー、マルタン・マルジェラが創設したフランス発のラグジュアリーブランド「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」。そのマルジェラが展開していたライン6「女性のための衣服」からスピンオフするかたちで誕生し、本家とは異なるシンプルかつベーシックなプロダクトで人気を集めているのが「MM6 Maison Margiela(エムエムシックス メゾンマルジェラ)」です。
中でも、いわゆる「折り紙」から着想された三角形のフォルムが特徴の「JAPANESE(ジャパニーズ)」は、高級メゾンの持つモードな側面と日本文化が見事に調和、融合した稀有な傑作として、今や世界中で愛される存在へと成長しています。
今回はより素材の違いが分かりやすいよう、すべて「ブラック」で比較してみました。
お薦めポイントとともに、ご紹介していきます!
リュクスな本格志向なら…艶感が美しい「スムースカーフレザー」タイプ
表地に凹凸のないスムースレザーを採用しており、ジャパニーズの中で最も高価格帯の素材。
いわゆる牛革の中でも一番若い生後6カ月ほどの仔牛の革を用いた「カーフレザー」を採用。
なめらかな肌触りと高級感あふれる艶やかな光沢感が愉しめる「本格派」モデルです。
合わせやすさで選ぶなら…細かい型押しの「グレインカーフレザー」タイプ
スムースレザーに次ぐ高価格帯モデルで、同じカーフレザーを使った「型押し」タイプ。
いわゆる「シボ革」と呼ばれる加工が施されたグレインレザーを全面に採用しています。
あえて光沢感を抑えることで、コーディネートには合わせやすい、人気の高い素材です。
サスティナブルに愉しむなら…本革と見紛うほどの完成度な「シンセティックレザー」タイプ
ポリウレタンやポリエステル、コットンなどを原材料として用いたいわゆる「人工皮革」。
とはいえ本革と見紛うほどの完成度の高さで、根強い人気を誇るタイプです。
また近年ではヴィーガンレザーなど、新たなサスティナブル素材も登場しています。
カジュアルなコーデに合わせたいときは…ナチュラルな「キャンバス地」タイプ
持ち手のみカーフレザーを使用し、ボディに質感豊かな「コットンキャンバス」生地を採用。
レザー系に比べると生地に温かみがあり、よりカジュアルな着こなしにマッチします。
生地感は柔らかく、ジャパニーズおなじみの「変形」にもしっかり対応してくれます。
軽さやお値頃感で選ぶなら…弾力性のある「メッシュ」タイプ
ポリエステル100%で構成された、柔らかく軽量なネットメッシュ生地を採用。
ふんわりとした手触りでありながら、しっかりとした弾力感もある堅牢なつくりです。
その手軽さもあり、ジャパニーズの中でも特に人気の高い素材となっています。
アクティブなシーンで愉しむなら…耐久性にすぐれた「ナイロン」タイプ
2021年秋冬から始まった、人気バッグブランド「イーストパック」とのコラボシリーズ。
生地にも耐久性にすぐれたナイロン生地が使われており、アウトドア志向な方にはぜひお薦め。
イーストパックのアーカイブからインスパイアされたディテールも毎回人気を博しています。
今回は、ジャパニーズの中でもよく用いられる主要な6素材をご紹介しました。
このほかにも、デニム生地やフェイクファーといった「変わり種」も多数存在し、毎回私たちの目を愉しませてくれる「ジャパニーズ」。これからもどんなユニークな新素材が登場するか注目です!